SORAMIMIハーブショップ 代表 前田憲治

私はハーブを育てるのが専門なので、ハーブの話をしよう。

外国からやって来たハーブは高温多湿の日本という厳しい条件の中では、放っておいて元気に育つということは稀である。不要な枝が伸び、ダラダラと中途半端な育ちかたになりやすい。日照不足や蒸れも、株の成長にとって大敵だ。いずれバランスを失い、根、そして株全体まで傷めてしまう。最悪、枯れてしまう。

そのために必要な作業が剪定である。 伸びるエネルギーを秘めている枝を適切に選び、不要な枝は思い切って落とす。風通しが良くなり、太陽を十分に浴びた枝は葉を広げ、エネルギーを作り出す。そして花を開かせ、やがて実を結ぶ。

もちろん、大事な作業は剪定だけではない、どんな肥料が必要なのか、水分は適切かを判断する力も大切だ。とはいえ、肥料や水をたくさん与えるばかりでは逆効果である。時に厳しく、植物の生長にそっと手を貸すように、間違った育ちかたをするようなら少しだけ直してやるぐらいの気持ちでなければいけない。良い「ガーデナー」かどうかはここで決まる。

私も、「こんな場所じゃ花は咲かない。どうせ誰にも見てはもらえない・・・」といじけつつ育っていたひと株だった。福原 勘ニという素晴らしき「ガーデナー」に出会うまでは。

伸び放題で収拾がつかなく、枯れかけていた私を、彼はとびきりシャープな刃で剪定してくれた。
本当に大事な枝だけが残され、葉には太陽が当るようになった。
「本気」という肥料を与えられ、自分でエネルギーを作り出せるようになった。

今は、自分の力で花を咲かせるために努力を続けている。 花は「見える化」され、実を結ぶことを信じて。
「人を、企業を剪定し、育てる男」、福原 勘ニ。

彼に剪定される快感をひとりでも多くの人に味わって欲しい。

SORAMIMIハーブショップ
代表 前田 憲治

社名 SORAMIMIハーブショップ : ハーブ苗の通販 無農薬・安心の専門店
プロフィール SORAMIMIハーブショップは1995年松江市西川津町にオープンしました。以来、無農薬のハーブ苗、ワイルドフラワー苗の生産と、世界の高品質なハーブ商品を皆様にお届けすることを目標に営業しております。